”はじめに”で書かれていた事。
本書は、自分の頭で考える「地頭」をつくるための本。
本書の内容を批判し、読者なりに異論反論を頭の中で
展開しながら読んでいただきたい。
なかなか面白始まりです。内容に突っ込みを入れると
言うことかなと思い読みつつ気になった内容をいくつか
紹介します。
・「自己投資」商売人のカモになってはいけない
これは本当に前向きな人が陥ってしまう危険の一つかも
しれません。正に今読んでいる本もその自己投資系な訳
です。投資ですからリターンを狙わなければならないと
書かれています。ごくごく当たり前の事ですが、この辺
が心理的に惑わされてしまう。参加すれば良かったと思
ってしまう。
異論反論的に考えると、そうは言っても投資しなければ
リターンは狙えない。その為には強い信念が必要。読ん
だこと、習ったことを利用して。要は吟味することです。
さらに決断はあまり長引かない方が良いのではと思いま
す。
・ニート対策は本当に必要なのか
著者はニート対策としてユニークな学校を提案しています。
2年間、ビジネスについて学ぶ、学費無料。入学後、2週間
は無人島でサバイバルゲーム。携帯、パソコン等は一切な
し。但し授業はテストがあり発言も必ずしないと退学。
退学してしまった場合は、全ての費用を生涯支払う義務が
発生する。
ユニークです。軍隊式とも言えるけど、来るものは拒まず、
去る者は追わず。(費用は追われます。)
このぐらいの気合がないと駄目でしょう。それだけ真剣に
現状から脱出したいと考えている人だけが勉強できる権利
を得るべきでしょう。
ニート対策は1つの例なので、国としてそもそもやらなけれ
ばいけない問題かどうかは別だと思います。
他にも面白い内容が沢山ありましたが、全てに突っ込みを
入れた訳ではありません。素直に内容を受け入れるというの
も1つの読書だと思います。色々な読み方ができる。それは
読者一人一人に掛っていると考えます。