遊牧民を意味するノマド。
最近仕事術でノマドということが、特集
されたりして何かと話題になっていたり、
賛否両論な部分はありますが、結果的に
は読んで良かったと思います。
本書の趣旨は人生を仕事かプライベートか
に区分けするのをやめて、自分らしさ追求
するということ。このことをシェアしたいと
冒頭に書かれています。
パソコン、スマートフォン、通信手段。
道具の変化は激しく、それを使いこなせばど
こでも仕事はできる。恐らく従来の概念をそ
のまま引きずっては達成できないのでしょう。
そのノマドライフを達成するための指南書と
言えます。ノマドライフを送る為にどのような
訓練が必要なのか。いくつかあげてみます。
・仕事のトレーニング「机の引き出しを空にする」
場所に縛られないという訓練です。そこに行か
なければ仕事ができないをなくすということ。
・お金のトレーニング「半分の生活費で暮らす」
少ない生活費で工夫して楽しく生きるという訓練
です。かなり極端ですがこれが良いようです。
・暮らしのトレーニング「所有物を半分にする」
ノマドは移動する為物が少ないようです。物より
も大切な物があるということ。
その他、訓練方法がありました。特にノマドライフを
強く願っていない人でも生活を見直す参考になると
思います。全ての人がノマドライフを望んでいる訳で
はないでしょうし、またそのようにはならないでしょう。
自分が目指したいと思えばそう努力すれば良いだけです。
まずは、自分の人生どのように送りたいか、が重要な
気がします。人生は思った通りに進むとは限らないです
が、思った通りに進めようと考えなければ何も起こらない。
どれだけ自分や家族を大切にしたいかを考えていけば
進む道が見えてきそうな気がします。