2012年04月23日

コモディティー化しないこと



クーリエジャポンを久々に読みました。
今回の特集は日本の「明日」の話をしよう。

教授、サッカー選手、デザイナーなど様々な方
のインタビューが掲載されていました。
今回注目したのは、コモディティー化しないことと
語った滝本哲史氏の記事。

コモディテー化というと製造業に勤めている自分と
しては思いつくのが製品の標準化。パソコンはその代表的
なもので、今日ではほとんどが標準部品を組み立てるだけ。
そういった人間になると市場で買い叩かれてしまうという
ことです。

一体それではどんな人間になれば買い叩かれずにすむの
だろうか?語学力?学歴?それとも何?

記事では「マーケター」とありました。例えば顧客の需要を
満たすことができる能力とあります。それは普段の仕事や
生活の中で自ら考えながら築くものであるようです。
書籍や勉強会ではなくて。

私自身は書籍や勉強会が全く悪いとは思いませんが、それは
1つの気づきというか、こんな事考えている人がいるんだと
感じられれば良い気がする。つまり知識だけでは駄目で実践が
伴わないと意味がない。実際の世界から吸収しないと。

どんな事を自分の柱にするか?ある程度見えてきている気はす
る。それは貴重なコモディティー化してないものなのかは正直
分らない。けれど50%は貴重なものに自分次第でできるだろう
という自信は何となくある。最終的には進んでみないと見えて
こないでしょう。

2011年09月18日

「心理」が決めていた!



以前「まさか」というという書籍を読みましたが、
今月のクーリエジャパンにその記事が載っていました。
「心理」についての特集記事の一つです。

「どんなに賢い人でもときに判断を誤るのはなぜなのか」
という題でした。
人は繰り返し良い結果が得られると万事うまく行っていると
感じてしまうということらしいです。

自己評価というのは一般的に甘いと聞きます。やはり自分は
平均以上だと感じるのはごく自然だと思います。けれどもそこ
に根拠はない。比較することすら考えていない気もします。

幸か不幸かうまく行っていると強気にはなるでしょう。自分は
ツキがあると。この強気というのは、どういう事なのだろうか?
根拠のない自信。けれども成功させる為には自信は必要だ。

一つの答えになるかわからないけれども、ある程度のシナリオ
を作成することが必要かもしれない。大失敗になるのかそれ程
痛みはない程度に抑えるのか。復活戦にいどむのか。

バランスだと思う。いつでもとは言わないけれども時には謙虚な
姿勢を持つ。

未来を完全に予想するのは不可能だ。けれどもある程度予想
できるツールは使いこなせるようにしたい。


2011年09月03日

コールセンター



最新号のクーリエジャッポンにインドのコールセンター
の記事があった。米国人ジャーナリストがその研修を
受けるというもの。

今やインドのみならずフィリピンでも企業のアウトソー
シングとしてなりたっているコールセンター。日本でも
サービスセンターへ電話すると中国へ転送され、流暢な
日本語で対応してくれる。

インドのコールセンターでは、各国の顧客に合わせた
発音やアクセント、性格やカルチャー等を研修で学ぶ
らしい。皆が寮のようなところに入り最低限の生活で
しのぐ。それでも一般国民の給料よりは良いと言う。

ここで考えさせらるのははたして発音を例えば米国人
風に仕上げる必要があるのかという疑問。確かに分り
にくい発音は少しイライラさせるというのは分る。け
れどもこれだけ事実上の世界語が英語となるとあまり
神経質になる必要もないように思える。

時代はとにかく変わっているのだと思う。一般の人々
があまりにも発音に神経質になる必要はないかもしれ
ない。ただし最低限コミュニケーションが取れる発音
を習得することは必要と考えます。

2011年05月15日

オランダのピープル・パワー



今月号にオランダの銀行に関する記事が載っていました。
役員報酬に抗議をしたという話で、実際に債務返済が終わ
るまで役員への報酬を支給しないとなったようです。

経営破綻に追い込まれた銀行への政府からの資金援助。
にも関わらず報酬支給ということに国民が怒った訳です。
抗議に使用されたのが、ソーシャルメディア。

日本でも大地震を境に正に破綻へ追い込まれている企業が
ある。行く末によっては、似たような事態になる懸念はあ
るのではないかと思う。そんな状態に仮に陥ったら国民と
いうのは怒りをあらわにするのか。電気は一切使用するな
とか。そういうことは出来ないということは分っている。
現実的に原始人にでもならない限り無理だし。特に企業は
必要だし。

世の中は矛盾だらけと感じるのは私だけなのだろうか?
そしてその矛盾にいかに対処、防衛するか。さらに上級者
は矛盾さえも利用してしまうのかも知れない。

けれども人生はこの先も続いて行く。だからこそ問題意識
は持っていたいし、目標への到達を進めて行きたい。


2011年04月24日

アジア的英語学習



最新号がもうすぐ発売になってしまいますが、
今月号の気になった記事の感想を書いてみます。

今回はアジア的英語学習、日中韓の比較です。
国別米国留学へのデータやTOEFLのデータ比較
等が載っていました。

中国と韓国の英語学習の記事がのっていましたが
明らかに熱意は日本より上かなと思いました。
色々な背景はあるとは思いますが必死さが違うし、
崖っぷちな状況も見て取れる。絶対的な学習時間
が多い。

このようにいうとお勉強的と思われる場合もある
とは思いますが、ある一定の年齢に達した大人が
英語を学習する場合、最初はある程度お勉強にな
るのは仕方がないと自分の経験からは思います。

全ての日本人が英語が必要とは思わないし、そう
する必要もないと思いますが、個人の感想として
はやはり必要になってしまう可能性が高いと思い
ます。怖いのはE-mailを打つのと同じような感覚
になってしまう。自分が社会人になりたての頃、
タッチタイプできた人はあまりいなかった。けれ
ども今は普通に誰でもやっている。そういう社会が
日本にもきてしまう。

自分の置かれている状況を考えて必要なら学習すれ
ば良いと思う。私の場合は必要と判断しています。

2011年03月05日

コールセンター大国



クーリエジャッポンの記事の一つにフィリピン
におけるコールセンターの実情が載っていまし
た。記事によるとインドのコールセンター業務
の総売上高より多いようです。

英語レベルが訛りが少なく、欧米企業にとっても
メリットがあるようで、実際マイクロソフト等が
業務委託しているとのこと。

ネットで調べてみると、2006年ぐらいから関連
する記事はあって、もともと注目されていていた
と感じました。色々と背景はあるようですが、
その積み重ねてきた実績が結果となって現れたと
言えるかもしれません。

フィリピン政府の積極的な支援というのも重要な
要素の一つのようで、インフラ整備やコールセン
ターへの課税の免除等、企業誘致を促しています。
実際インドの会社が拠点をフィリピンへ移してい
るとの事。国としても必死に考えているのだなあ
と思います。

こういった政策は日本も研究して考えていかなけれ
ばならないのではと感じます。政府ばかりでなく
フィリピンの国民は外国にでて稼ぎ、それを送金す
ることで成立っている。もちろんフィリピン国内に
仕事が少ないということもあるのでしょうが、それ
は日本とて同じ状況に陥って行くのでしょう。

何か考えられる事はあるかな?個人レベルでも他国
から得るものを考えてみたい。妄想でも良いから。

2011年02月17日

公認会計士のアウトソース



クーリエ・ジャッポンに出ていた記事ですが、
会計士のアウトソースが興味深かった。
記事によりますと、スリランカには1万人の
公認会計士がおり、米国と比較し報酬が5900
ドル/年収で、10分の1との事。そして英語も
できると言うことで、注目されているようです。

最近良く聞くニュースに日本の公認会計士試験
をパスしても仕事がないという事実があります。
そして、この状況を変える為に企業会計士のよ
うな称号を与えるみたいな事も話題になって
います。

スリランカの会計士が競合になるかどうかはわ
かりませんが、時代は変化しているということ
は言えると思います。

そもそも資格を取れば安泰なのかということに
疑問が出てきます。私自身もある資格を取得す
る為、勉強していますが、将来本当に役に立つ
のかということは誰にもわからないでしょう。
唯自分自身は、役に立つと思っているから挑戦
しているだけで、特に注目されなからと言って
不満を言うつもりはないです。一種のカケでも
あるかもしれません。

会計士試験に限らず、やはり冷静に資格を取って
どうしたいのかを考える必要がありそうです。
時代の流れを読む。そして取得の価値があるか
考える。それこそが充実への第一歩かも知れませ
ん。

2011年01月30日

SNS



クーリエ・ジャポンは購読を開始して3冊目。
世界のニュースがまとめられて大変重宝しています。

今回は、初めてブログに雑誌の感想を書いてみようと
思います。

"天才″でおなじみのマルコム・グラッドウェル氏がSNSに
ついて面白いことを書いていたので紹介します。

SNSと言えば日本ではmixが代表的で、twitterやらその
種類は様々あります。最近ではfacebookが注目されてい
るのも皆、承知の事実でしょう。個人でもSNSによって発言
の可能性が増したと言われています。

ところがマルコム。グラッドウェル氏は"つぶやき"では
革命は起こせないと言っています。氏によればSNSは「弱い
絆」。ハイリスクの社会運動が生まれることはほとんどないと。

大変興味深い。その中Twitterによって革命が起きていると
言うニュースがあふれる中。私は、BlogとTwitterをやって
います。その自分が考えるに、「弱い絆」というのは分る気がす
る。というのは、Twitterで言えばフォローしている人で実際
に会った事のある人はほとんどいないし、自分の場合はメッセ
ージのやり取りをしている人もそれほど多くはない。

かといってTwitterをやっている事にネガティブな思いもなし、
フォローしている人、されている人に対してマイナスのイメー
ジもない。実際Twitterで知った情報というのもかなりある。

今回氏は、1960年の黒人大学生の差別へのデモをあげてい
ました。黒人を受け入れない食堂への抗議。コーヒーを飲み
に行く。最初は少数からついには大人数のデモへ。
学生は寮生活を共にした友人の複数。その強い絆が革命を起こ
した。当然インターネットはない時代に。

本当に″つぶやき″によって「強い絆」が生まれないのか分らない。
でも「弱い絆」はあっても良いのではないかと思う。「弱い」とい
うのも少しネガティブに感じ「緩い」といってもいいかも知れな
い。

要は道具の一つ。親友が沢山というのはおかしいけれど、知り
合いが大勢いるというのはアリだと思う。そして現代はネットは
ほとんどインフラ的役割になっている事を考えると積極的に使用
した方が良いように思う。
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